グレーゾーンだった調査データも「更なる解析」の実施により、明確な判定が出せます。
お気軽にお申し付け下さい!
調査データは下記の3パターンに分けられます。
- 1.明らかに改良が必要なデータ
- 2.明らかに改良の不要なデータ
- 3.改良判定が必要とも不要ともとれるデータ(解析会社によって判定が変わる様なデータ)
主に③のようなデータを対象とし、室内試験等の実施により更なる解析を行います。
沈下量の検討を行うことにより、グレーゾーンだったデータも改良判定なしとなりえます。
スウェーデン式サウンディング試験
ロッド、スクリュー、錘などからなる試験装置を使用し、土の硬軟又は締まり具合を判断し、静的貫入抵抗を求める現位置試験方法の一つです。 由来はスウェーデン国有鉄道不良路盤の試験方法として採用された後、スカンディナヴィア諸国で普及しました。 日本では、1954年頃に建設省が河川堤防の地盤調査として導入し、その後JIS規格に制定された。
ボーリング調査
ボーリング(円筒状の穴を穿つこと)によって、掘削した穴を利用し、1mごとの地盤の硬さを測定する標準貫入試験を行う調査のこと。 スウェーデン式サウンディング試験よりも深い層まで貫入出来、硬い層でも掘る事ができる。
振動調査(交通振動調査VM)
まずは、簡易振動調査を行い、宅地における振動の原因を調査いたします。その後、調査結果に基づき、振動対策における施工工事を実施いたします。
気になっている方
いませんか?
車で揺れる家は要注意!
家の近くを4t以上のトラックが通った場合に、ガタガタと小刻みに揺れる場合には、比較的浅い軟弱地盤であると思われます。しかし、ユサユサと地震に近い揺れがする場合には、深い軟弱地盤です。このような場合には、将来地盤が沈下したり、地震の時の揺れがおおきくなったりするなどの可能性が大きくなり、大変危険です。軟弱層が浅い場合は、ガタガタと小刻みに揺れます。 |
軟弱層が深い場合は、地震のようにユサユサと揺れます。 |
沈下や地震に注意が必要です。 |
小さな揺れでも被害は重大!
少し離れた場所にある工場の機械などの振動が伝わり、家の中では微かに感じる程度の揺れがおこる場合があります。低周波の揺れの場合は、 人間が不快に感じる振動であるため、建物への影響より、住む人の健康への影響のほうが心配なのです。
同じ振動数の物体は、お互いの振動に共鳴し合う。
平地で恐い共振現象
あらゆる物体は必ず振動し、固有の振動数(ある振動数で揺らされた場合、最も大きく揺れる振動数)を持っています。地盤の固有振動数は地盤の柔らかさによって違いますが、地震の振動数や交通振動、工場の振動などと、地盤の固有振動数が同じになると大きな揺れとなるのです。これが、いわゆる共振現象です。上図のように2つの音叉の一つを鳴らすと、同じ大きさのもう一つの音叉が鳴るのと同じ原理で、地震と共振しやすいのは軟弱な地盤であり、鳥取県西部地震の時、遠く離れた岡山県南部児島湾干拓地の一部の地域において、建物が全壊した家もあり、この現象が共振現象と言われています。
少し離れた場所にある工場の機械などの振動が伝わり、家の中では微かに感じる程度の揺れがおこる場合があります。低周波の揺れの場合は、 人間が不快に感じる振動であるため、建物への影響より、住む人の健康への影響のほうが心配なのです。
地盤に家等を支える力がなく壊れてしまうことで生じる沈下です。例えるなら、トーフの上に重たいものをおくと、クチャっと壊れますよね! これが破壊による沈下です。まず、このような場所には建物計画がなされないので、私も事故例として聞いたことがありませんが・・・。
主に粘性土の場合で、粘性土は水分等の排出に時間がかかります。
粘性土が長時間かけて水分等を排出することによって、圧密沈下が生じます。
例えるならば、漬物と同じです。 桶の中に漬物(白菜等)を入れて、板を敷いて漬物石を置きます。 この時、 漬物石→家屋 板→表面の硬い地盤 漬物(白菜等)→軟弱地盤 とします。 すると、漬物石の重さによって白菜に含まれる水分等が排出され圧縮していきます。 これが圧密沈下現象です。 建物も建ってから直ぐに傾くのではなく、時間をかけてユックリと沈下していくのです。
一般に切土と盛土に跨る地盤は危険!といわれています。 これは、切土は圧縮性が低いのに対して、盛土は圧縮性が高いことが原因です。 この圧縮性の違いが原因で生じる沈下が不同沈下と呼ばれるものです。
黒ボク
火山灰質有機質粘土とも呼ばれ、含水比が高く圧密を生じやすい。さらに、鋭敏比が高く一度乱してしまうと支持力が著しく低下する。
また、科学的性質として固化材との相性が悪く固化しないことがある。
主に熊本、大分等に分布が見られるが、耕作土として使用されていることが多い。